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空疎な夜に響くコオロギの鳴き声であったりとか、そんな中でも連続するようには続いていかない僕たちの、非持続的な日常であったりとか、想いは空しくも街の雑踏に染まって、元の木阿弥消えていく。それでも不器用な僕の心は、俄然この温度を獲得していたい。例えば僕らの日々みたいに、一度止まったこの時計はうまくは動かない。